研究課題/領域番号 |
17K04932
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
古橋 裕子 静岡大学, 保健センター, 教授 (40377726)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 発達障害 / 大学生 / 修学支援 / 修学適応 / 診断閾値以下 / 自閉症スペクトラム |
研究成果の概要 |
発達障害圏大学生は、こだわりや不注意、実行機能等の問題から比較的家庭や学校で保護的に過ごしている高校までと比較して自律的に行動することを要求される大学で不適応を起こしやすい。本研究では大学入学後に発達障害の特性が顕著となり不適応をきたした大学生に対して認知行動療法の技法をベースとした小人数から構成されるグループワークを実施し、抑うつ感、不安感の改善について有効であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年発達障害圏大学生の修学支援の必要性が指摘されている。発達障害とは生まれつき認知やコミュニケーション、社会性、学習、注意力等の能力に偏りや問題を生じ、現実生活に困難をきたす障害を指す。発達障害圏大学生は大学入学後環境や周囲の対応の変化に対し、適応上の問題を呈し、引きこもり等をきたす事例は少なくなく、うつ病等の二次障害につながることが指摘されている。 キャンパスにおける発達障害圏の学生支援はいまだ試行錯誤の中で行われ、体系的介入手法は構築されていない。大学入学後に修学上不適応状態を呈した発達障害圏大学生に体系的介入手法を開発することで、より効率的に支援を行えるため社会的意義は大きい。
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