研究課題/領域番号 |
17K04941
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 福岡教育大学 |
研究代表者 |
見上 昌睦 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (30279591)
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研究分担者 |
氏平 明 兵庫大学, 留学・国際交流センター, 教授 (10334012)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 吃音 / 幼児 / 発話 / 非流暢性 / 言語獲得 / 調音(構音) / 音韻論 / 有標 / 構音(調音) / 音韻素性 / 言語学 / 発音 / 音声学 / 評価 / 指導 |
研究成果の概要 |
本研究では、日本語話者の幼児の自然な発話と会話の発話サンプルから音韻論的な分析を行い、言語発達の様相も踏まえ、幼児の発話の非流暢性が吃音であるか非吃音であるかの鑑別診断に生かすための基礎資料を得ることを目的とした。 対象は4歳から6歳代の幼児40名(男児18名、女児22名)で、発話の非流暢性には、繰り返しと置換がみられた。発話の非流暢性は年齢が高くなるほど少なく、性差はみられなかった。 繰り返しの単位の多くはモーラで、獲得時期が遅く、調音(構音)器官の操作が難しいとされる有標の分節素(/s/、/r/、/k/)の繰り返しもみられた。吃的非流暢性は音節単位の発話中0~2%であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
言語獲得期にある幼児の発話の非流暢性が吃音であるか非吃音であるかの鑑別診断については十分調べられていなく、本研究では、日本語話者の幼児の自然な発話と会話の録音調査を実施し、幼児の発音と発話の言語学的側面を記述した。そして、言語発達の様相も踏まえ、幼児の発話の非流暢性が吃音であるか非吃音であるかの鑑別診断に生かすための基礎資料を得た。 発話の非流暢性には、繰り返しと置換がみられ、年齢が高くなるほど少なく、性差はみられなかった。繰り返しの単位の多くはモーラで、獲得時期が遅く、調音器官の操作が難しいとされる有標の分節素の繰り返しもみられ、吃的非流暢性は音節単位の発話中0~2%であった。
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