研究課題/領域番号 |
17K04951
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 駒沢女子短期大学 (2022) 明星大学 (2019-2021) 共立女子大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
上出 香波 駒沢女子短期大学, その他部局等, 准教授 (80757427)
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研究分担者 |
林 典子 帝京平成大学, 人文社会学部, 講師 (00620444)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 医療保育 / 病棟保育 / 保育士 / 医療保育専門士 / 保育の質 / 入院児のQOL / チーム医療 / 自己評価 |
研究成果の概要 |
本研究課題は,病棟保育の現状把握および病棟保育に関する自己チェックリストを作成することを目的とした.2018年と2020年に医療機関に勤務する保育士を対象とした質問紙による全国調査を実施した.さらに,機縁法により抽出した22名の病棟保育士に対してインタビュー調査も実施した.質問紙での調査データは統計学的に分析し,インタビュー結果に対してはテキストマイニングによる処理を行った.結果,専門性の認知,自己研鑽,多職種協働,病棟保育の業務マニュアルの整備などの点において課題が認められた.本研究結果を基に,医療保育に関する質の担保を目的とした自己評価チェックを作成した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2018年と2020年に実施された病棟保育の全国調査により,現状を正確に反映した基礎データが得られた.量的調査と質的調査を組み合わせ,全国的な視点から病棟保育の現状や課題を詳細に調査分析し,医療保育の質に必要な要素を抽出することができ,得られた結果をもとに,慎重な検証を経て妥当な評価表が作成され,公開された.病棟保育士はこの評価表を用いて自己評価を客観的に行うことができ,医療保育の振り返りや課題の抽出にも役立つといえる.また,評価システムによって医療保育の質が明確化されることで,入院児とその家族への質の高い保育支援が提供され,QOLの向上に貢献するとともに,社会的な意義があるといえる.
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