研究課題/領域番号 |
17K04964
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 岡山短期大学 |
研究代表者 |
山口 雪子 岡山短期大学, その他部局等, 准教授 (90331818)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 共生社会・インクルージョン / 幼児・初等教育 / 自然体験型環境教育 / バリアフリー(ユニバーサルデザイン)教材 / 視覚障害・識字障害 / インクルーシブ教育 / 野生動物 / ESD・SDGES / バリアフリー教材 / 自然・野生動物 / 視覚障害 / 小学校生活科 / 環境(領域・保育内容) / 幼児教育・保育 |
研究成果の概要 |
障害の有無に関わらない自然体験・環境教育を保障するため,バリアフリー教材として,特に視覚障害児に焦点を当てた教材を開発した。 市販の動物カードはイラストと墨字から構成され,視力がないと情報は全く得られない。バリアフリー動物カードでは通常印刷に重ねてイラストを指で触ってわかるようにし,墨字は点字または音声読み上げによって認識できるようにした。さらに,タブレット端末と連動して,詳細情報が容易に調べられるようになっている。 バリアフリー動物カードは視覚障害児だけでなく,文字認識に困難さを抱える識字障害児や未就学幼児にも活用可能との評価をいただき,インクルーシブな自然体験・環境教育に有用と考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子どもたちが野外で出会う動物を知る手立てとして,動物カードは大変有用である。しかしながら,カードに掲載されているイラストや文字と言った情報は視力がないと把握できない。 今回,開発したバリアフリー動物カードは,視力に頼らず描かれた動物やその特徴が指や耳からの情報で得られる仕組みになっている。音声(耳)から情報取得できる仕組みは視覚障害児だけでなく,文字認識に困難さを抱える識字障害児や,まだ文字を知らない幼児でも活用できる。通常印刷も施されているため,誰もが利用でき,障害児と健常児が共に学び合う自然体験・環境教育が確立し,教育(保育)の質向上・共生社会の実現に役立つと期待される。
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