研究課題/領域番号 |
17K04966
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 熊本高等専門学校 |
研究代表者 |
博多 哲也 熊本高等専門学校, 電子情報システム工学系CIグループ, 教授 (60237899)
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研究分担者 |
柴里 弘毅 熊本高等専門学校, 電子情報システム工学系CIグループ, 教授 (60259968)
加藤 達也 熊本高等専門学校, 電子情報システム工学系CIグループ, 助教 (10707970)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 重度重複障害 / 人間福祉工学 / 社会福祉関係 / アシスティブテクノロジー / 特別支援教育 |
研究成果の概要 |
本研究では,特殊なセンサを使用することなくタブレットやスマートフォン単体で利用可能なキャリブレーションフリー視線検出型意思表示支援アプリを開発した.従来の視線検出装置は,キャリブレーションと呼ばれる初期操作が必要である.しかしながら,重度重複障害のある児童生徒は指定された数点を注視するキャリブレーション動作を苦手としている.本手法は,一般的な人の顔や目の特徴を事前に学習させておくことで,タブレット内蔵のカメラで撮影された画像からキャリブレーション操作することなく,特別支援教育の現場で使用可能な精度を有するアルゴリズムである.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
視線領域検出に機械学習を用いることで,キャリブレーションを不要な仕組みを構築した.高額で特殊なセンサ機器を使用することなくタブレット端末で児童生徒の意思表示の支援が可能になり有用である.例えば,食事の挨拶の場面で使用する際,児童生徒の画面注視による意思表示時に「いただきます」の音声が再生されれば,周囲の児童生徒・教諭らに自立的な動作を行えたことが自然に伝わり,その場の空間を共有することができる.日常生活における児童生徒の自発的な意思表出を周囲が理解し,達成感や自己肯定感が得られることから,自立活動の拡大に繋がることが期待される.
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