研究課題/領域番号 |
17K04973
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ナノ構造化学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
桑原 穣 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 助教 (60347002)
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研究分担者 |
伊原 博隆 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 特任教授 (10151648)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 超分子触媒 / 自己組織体 / キラル配向体 / 一次元ナノ材料 / ナノ材料 / ナノ触媒 |
研究成果の概要 |
機能性官能基を一次元的かつキラルに配向・集積させることができる、グルタミド誘導体系組織化分子ツールが形成する超分子組織体であるナノテンプレートを用いて、触媒能を有するまたは光増感部位となる金属錯体を複合化・集積することに成功した。顕微鏡観察の結果より、グルタミド誘導体のキラル分子組織体は金属錯体が複合化した状態においてもナノサイズの繊維状であることが示された。構築したナノサイズの金属錯体/グルタミド誘導体複合触媒システムは溶液状態で触媒能を有し、金属錯体の単独系と比較して、触媒能向上を示すことが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アミノ酸を分子骨格に含む合成脂質であるグルタミド誘導体の自己組織性を利用して、触媒機能を有する金属錯体を集積した超分子系ナノ触媒システムを新たに提案できた。集積効果による触媒能向上が確認されたことから、社会問題の解決に貢献できる触媒システムの開発につながることが期待される。
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