研究課題/領域番号 |
17K05009
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ナノ材料工学
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研究機関 | 日本工業大学 |
研究代表者 |
伴 雅人 日本工業大学, 基幹工学部, 教授 (70424059)
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研究分担者 |
沖川 侑揮 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 材料・化学領域, 研究員 (50635315)
石原 正統 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 材料・化学領域, 主任研究員 (70356450)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | グラフェン / 幹細胞 / 増殖 / 分化 / 神経 / ナノ材料 / 細胞足場 |
研究成果の概要 |
超高弾性率・導電率という特異な特性を持つグラフェンを付着させた軟質基質を伸展することでグラフェンを微細なドメインに断片化させた「硬/軟ハイブリッド基質」を作製し、これを用いたヒト間葉系幹細胞の培養試験を実施した。弾性率の異なる基板や基本培地のほか神経分化誘導培地での培養などの様々な条件において、グラフェンが、大きな細胞増殖促進効果をもつことを明らかにした。細胞分化に関してはグラフェンには明らかな誘導効果は見られなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞足場として使用する基質の表面にグラフェンを付着させることで、ヒト間葉系幹細胞を大幅に増殖させることできることが明らかになった。この効果は、基質が軟質なPDMSだけでなくガラス基板においても、また、基本培地のほか分化誘導培地を使用した場合においても認められた。このことは、グラフェンが、ヒト間葉系幹細胞細胞の高効率な増殖用足場として使用できる可能性を示しており、培養時間の短縮を図るための有力なツールになることが期待できる。
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