研究課題/領域番号 |
17K05034
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用物性
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
川崎 祐 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(理工学域), 准教授 (10346588)
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研究分担者 |
中村 浩一 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(理工学域), 教授 (20284317)
岸本 豊 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(理工学域), 教授 (80201458)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 可動イオン / 遷移金属酸化物 / 強相関系 / 金属絶縁体転移 / 電荷分離の微視的観測 / 強相関電子系 / 物性実験 |
研究成果の概要 |
欠損が存在する遷移金属酸化物において,欠損位置を飛び移る事により移動するイオンの運動が遷移金属の電子状態にどの様な影響を与え,金属絶縁体転移などの特異な性質が現れるかを研究した。特に,バナジウムの酸化物において,可動イオンである銀イオンが規則配列して静止する事がバナジウムの電子の整列を引き起こし,金属絶縁体転移が生じる事が明らかになった。そのバナジウムの電子の配列パターンは銀イオンの規則配列と密接に関係すると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果により,可動イオンの運動や秩序/無秩序が物質の電気・磁気的性質を支配する電子の状態にどのような影響を与えるのかが明らかになった。この結果は酸化物の材料設計に新しい指針を与え,可動イオンのイオンダイナミクスが引き起こす新しい電子物性の創出に結びつくと期待される。また,欠損が構造や電子状態と結びついて面白い物性を示す系が,物性研究の対象として大きく広がっていくと考えられる。
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