研究課題/領域番号 |
17K05096
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
プラズマエレクトロニクス
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研究機関 | 名城大学 (2019) 大阪大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
内田 儀一郎 名城大学, 理工学部, 教授 (90422435)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | プラズマ医療 / 非平衡プラズマジェット / アミノ酸 / 活性酸素 / 活性酸素種 / プラズマ乱流 |
研究成果の概要 |
細胞培養液へのプラズマ照射により、多種多様なアミノ酸のうち特にメチオニンとトリプトファンが顕著に酸化・分解されることを見出した。その原因として、プラズマ/液体相互作用によって生成されるOHなどの短寿命活性種が、酸化・分解反応を大きく促進することを明らかにした。さらにプラズマを照射したメチオニン水溶液とトリプトファン水溶液を子宮類内膜腺がん細胞に投与し、プラズマ照射アミノ酸水溶液のがん細胞殺傷効果を評価した結果、その投与によりがん細胞生存率が大きく低下することを見出した。これよりメチオニンとトリプトファンからの新たな生成物が、がん細胞殺傷に大きく寄与することが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
プラズマ照射細胞培養液をがん細胞に投与した際、がん細胞が選択的に殺傷されることが報告されている。しかしながら、細胞培養液には、グルコース、15種類のアミノ酸、8種類のビタミン、4種類の無機塩が添加されているため反応は複雑なものとなり、プラズマ照射溶液と細胞との相互作用の詳細は未解明であった。本研究の学術的意義は、この複雑なプラズマ照射による細胞培養液成分の化学変化を詳細に解析し、がん細胞死滅現象との因果関係を解析した点にある。また、本研究成果の社会的意義は、新たながん治療法としての可能性が期待されているプラズマ医療応用の発展に貢献した点にある。
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