研究課題/領域番号 |
17K05115
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
量子ビーム科学
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
星川 晃範 茨城大学, フロンティア応用原子科学研究センター, 産学官連携准教授 (60391257)
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研究分担者 |
松川 健 茨城大学, フロンティア応用原子科学研究センター, 産学官連携助教 (60580876)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 高周波の電場印加測定 / 中性子回折実験 / 高周波発生装置の開発 / 中性子回折用の冷凍機の改造 / 電極を入れた試料ホルダーの開発 / 量子ビーム / 天然ガス |
研究成果の概要 |
メタンハイドレートは日本近海に大量に埋蔵されており、次世代エネルギー資源の一つとして着目されている。氷でできたカゴ構造を効率的に分解するため高周波印加により水素結合の様子を観測することを試みた。冷凍機中で高周波を発生させて試験を行ったが、高周波の反射が起こり、結果として試料に十分な高周波をかけることができず、高周波による水素の振動を観測するには至らなかった。高周波を導入する際にはケーブル長を短くした冷凍機を設計する必要があることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高周波中の水分子に着目した中性子回折実験はこれまでに無く、外場中の水素結合の直接観察という学術的なインパクトも高く、新たな計測技術として発展する可能性があった。今回、コロナウィルス等の影響もあり、技術開発に遅れが生じるとともに、結果として満足できる測定結果を得ることができなかった。また、高周波を導入するにあたり専用の冷凍機設計から見直す必要があることが判明した。得られた知見を今後の研究に役立てたい。
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