研究課題/領域番号 |
17K05124
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
量子ビーム科学
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研究機関 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 |
研究代表者 |
菖蒲田 義博 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 J-PARCセンター, 主任研究員 (90370410)
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研究分担者 |
外山 毅 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 加速器研究施設, 教授 (30207641)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 電磁シールド / モニタ / モニター / 電波シールド / 加速器設計 / 加速器 |
研究成果の概要 |
加速器のビームの大強度化は、物理実験で世界的な成果を得る上で必然的な流れである。これに伴い、本来ビームを安定に回す上で不可欠な構成要素であるはずの加速器のセラミック部が電磁波を発生するようになり、ビームを不安定にする懸念が出てきた。近年、研究代表者らは「セラミック部に、僅か10nmの金属薄膜をコーティングするだけで電磁波は遮蔽され、ビームを安定化できる。」と理論的に予言した。研究代表者らは、今回これを実験的にも実証し、加速器の基盤技術を確立させた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の実証実験により、研究代表者らの理論が正しいことが実証された。これにより、電磁場の遮蔽を行いつつ、一方で、ビームの形状がわかる新型のモニターの開発が可能になった。さらに、加速器物理の理論的理解をより深めることができた。この意味で、本研究は実用的にも学術的にも加速器科学の発展に貢献したといえる。
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