研究課題/領域番号 |
17K05128
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
量子ビーム科学
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研究機関 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 |
研究代表者 |
岡部 晃大 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 J-PARCセンター, 研究副主幹 (90437286)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 大強度陽子加速器 / 大強度イオンビーム / 荷電変換入射方式 / 電子ビーム / 負水素イオンビームの荷電変換 / 大強度陽子ビーム / 加速器 / 量子ビーム |
研究成果の概要 |
本研究は、電子ビームを用いて大強度負水素イオンビーム荷電変換測定を行い、これまで明らかになっていない電子ビームによる荷電変換断面積を特定することを目的としている。電子銃据え付け用チェンバー及びビームモニタを製作して、J-PARC大強度負水素イオン源テストスタンドに取り付けた。現在、電子銃を用いた大強度負水素ビームの測定を行っているが、想定より荷電変換断面積が小さいのか、若しくは実験環境のノイズの影響なのか、残念ながら電子ビームによる荷電変換の兆候は掴めていない。これまで行ってきた研究成果を加速器学会2020年会にて"負水素イオンビームの電子銃を用いた荷電変換に関する研究"の題目で発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、荷電変換薄膜に起因する2次粒子によって、非常に強い加速器機器の放射化が生じていることが分かった。そのため、我々は電子ビームを用いた負水素イオンビームの荷電変換に着目した。一方、現在のところ、電子ビームによる負水素イオンビームの荷電変換反応断面積は、数100eV 程度の低エネルギー領域でしか測定されていないため、本研究では50KeVの負水素イオンビームと電子ビームとの相互作用による負水素イオンビームの荷電変換効率測定を行った。残念ながら本研究において電子ビームによる荷電変換の兆候は掴めていない。本研究課題の研究期間は令和2年度で終了したが、継続して実験を行う予定である。
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