研究課題/領域番号 |
17K05134
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
量子ビーム科学
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研究機関 | 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 |
研究代表者 |
廣木 章博 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 高崎量子応用研究所 先端機能材料研究部, 主幹研究員 (10370462)
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研究分担者 |
長澤 尚胤 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 高崎量子応用研究所 放射線高度利用施設部, 課長 (00370437)
木村 敦 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 高崎量子応用研究所 先端機能材料研究部, 上席研究員 (60465979)
吉村 公男 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 高崎量子応用研究所 先端機能材料研究部, 主幹研究員 (40549672)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 高分子電解質膜 / 燃料電池 / ポリマーゲル線量計 / ゲル / 量子ビーム / 放射線グラフト重合 / 放射線ラジカル重合 / γ線 / ゲル線量計 / アイオノマー / 高分子ナノ構造 |
研究成果の概要 |
本研究では、量子ビーム照射により生成する高分子の分子量や分岐・架橋構造を制御することで、エネルギーや医療の分野で有用な先端機能材料の開発を目指した。放射線グラフト技術による次世代アルカリ型燃料電池用高分子電解質膜の開発では、アニオン伝導性高分子に架橋構造を導入することにより、化学安定性(アルカリ耐性性・ラジカル耐性)の向上に成功した。また、放射線治療用のポリマーゲル線量計の開発では、使用する化学薬品の濃度や組成比の最適化により、高感度化に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により得られた知見は、今後の高イオン伝導、低含水、且つ高耐久性の電解質膜開発やポリマーゲル線量計材料の高度化の指針となるため、学術的にも意義がある。また、作製した高耐久アニオン伝導高分子電解質膜は、次世代蓄電池である亜鉛空気二次電池への適用も検討されており、将来、脱炭素社会の構築やSDGsの達成に貢献できるものと期待される。
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