研究課題/領域番号 |
17K05143
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計算科学
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研究機関 | 兵庫県立大学 (2018-2020) 大阪大学 (2017) |
研究代表者 |
福田 育夫 兵庫県立大学, シミュレーション学研究科, 特任教授 (40643185)
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研究分担者 |
森次 圭 横浜市立大学, 生命医科学研究科, 特任准教授 (80599506)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 分子動力学 / 相互作用計算 / 力学系 / 運動方程式 / サンプリング / 数値積分 / 数値計算 / 数値シミュレーション |
研究成果の概要 |
分子動力学シミュレーションにおける,総電荷や周辺環境に関する仮定,及び,対象とする物理系と他の任意の環境系との統計力学的厳密なカップルの安定かつ容易な実現の困難,という制約を解消し,多様なシミュレーションを容易に実現できるようにする計算手法を構築した.具体的には一般化カットオフ法の開発および合成系密度力学の安定化を行った.高い計算精度を保ちつつ,ボトルネックである計算コストの問題をも解消している.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
分子動力学シミュレーションは,生体系における種々のメカニズムの解明やそれに基づいた薬物の設計等を可能にし,我々の生活に大きく影響を与え得る技術の一つになってきている.しかし,技術的問題に起因したシミュレーション条件についての制約が,より多様なシミュレーションの容易な実現を阻んでいる.これらの制約を除く技術を開発することで,現状では不可能な多様な用途のシミュレーションを可能にし,物理・化学の基礎科学分野のみならず,材料工学,環境工学,或いは薬学等を対象にする幅広い分野で容易に用いられための研究基盤の確立を目指すものである.
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