研究課題/領域番号 |
17K05386
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
鍛冶澤 賢 愛媛大学, 理工学研究科(理学系), 准教授 (60535334)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 銀河進化 / 銀河の星形成史 / 銀河形態 / 可視光近赤外線観測 / 可視光観測 / 光赤外線天文学 / 銀河形成 |
研究成果の概要 |
COSMOS領域においてすばる望遠鏡主焦点カメラおよび中帯域フィルターセットを用いた銀河のスペクトルエネルギー分布の解析を行い、星形成が急激に減衰している銀河のサンプルを構築し、ハッブル宇宙望遠鏡のデータを組み合わせてその形態を調査した。その結果、赤方偏移が0.2-1.0の時代では薄い円盤から厚い回転楕円体への形態移行は通常の星形成銀河の比星形成率(主系列)から1桁程度星形成率が減少したところで起きていることがわかった。また、これらの銀河は表面輝度分布の非対称成分の高い中心集中を示すことを明らかにした。また、赤方偏移3の星形成を終えつつある大質量ライマンα輝線天体の分光観測を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
銀河の星形成の終焉という銀河の規模の上限を決める銀河進化における重要な過程について、銀河の中心付近で起こる力学的擾乱が密接に関係していることを明らかにした。これは中心における爆発的星形成に伴う超新星爆発や活動銀河中心核などの影響によって星の材料であるガスを銀河から吹き飛ばしたり加熱することで、銀河の星形成が止まる可能性を示唆している。また、このような星形成の減衰に伴って、円盤形状から楕円体形状への銀河の基本的な形態の変化が起こっていることも明らかにした。
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