研究課題/領域番号 |
17K05390
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
伊藤 洋一 兵庫県立大学, 自然・環境科学研究所, 教授 (70332757)
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研究分担者 |
大朝 由美子 埼玉大学, 教育学部, 准教授 (10397820)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 星惑星形成 / 光学赤外線天文学 |
研究成果の概要 |
カシオペヤ座とこぎつね座の銀河面に沿った48平方度で、不規則に変光する天体を探査した。探査には東京大学木曽観測所のシュミット望遠鏡と兵庫県立大学西はりま天文台の「なゆた望遠鏡」を用いた。その結果、15天体から水素の輝線を検出し、前主系列星であることを確認した。これらの天体は太陽の5倍から18倍の質量を持ち、誕生から1万年から20万年を経過した若い天体であることが分かった。このうち1天体では、前主系列星と一致する固有運動を持ち赤外超過を示す天体は周囲に見つからなかった。すなわち、この前主系列星は孤立して形成された可能性が高いと考えらる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
太陽のような恒星の大半は集団で形成されると考えられてきた。確かに、今までの観測から、星形成領域では恒星が集団で形成されていることが明らかとなっている。一方で、孤立して誕生するような恒星はそもそも探査されたことがなく、そのような天体が存在するのかどうか、調べられてこなかった。本研究は、孤立して誕生したと思われる天体を検出したことが非常に特徴的なことである。
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