研究課題
基盤研究(C)
原始連星の周囲のガス構造について数値シミュレーションで調べた。本研究では流体モデルとMHDモデルの2種類のモデルを調べた。AMR法を用いて連星の周囲を局所的に解像度で分解した。その結果、各々の星周円盤から伸びる渦状腕と周連星円盤に非対称構造が再現された。MHDモデルでは、新たに開発したBoris-HLLD法を採用し、従来計算が困難であったモデルを、現実的な計算時間で計算することができた。MHDモデルによると、磁場によって、周連星円盤から比較的低速なアウトフローが、ふたつの星周円盤から比較的高速なアウトフローが放出される。これらの構造は最近のALMAによる観測でも発見されている。
本研究は、AMRという高度なシミュレーション技術を用いることにより、原始連星の周囲の詳細な構造をこれまでにない高い解像度で再現する。このシミュレーション結果と最近ALMAの観測結果を比較することにより、原始連星のガスやダストの構造の力学過程を理解することができる。ALMAは国際プロジェクトで建設・運用している大規模な電波望遠鏡であり、これらの観測の物理的な解釈に貢献することは重要である。
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