研究課題/領域番号 |
17K05402
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
芹野 素子 青山学院大学, 理工学部, 助教 (70415199)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | X線観測 / 重力波 / 国際宇宙ステーション / 時間領域天文学 / 重力波対応天体 / 突発天体のX線観測 / 突発天体の速報 / 重力波の電磁波対応天体の探査 / 速報 / X線天文学 |
研究成果の概要 |
本研究では、重力波天体や未知の天体からのX線をとらえ、その位置を詳細に決定することで、天体現象の解明につなげることを目指した。X 線で未知の天体を発見する全天X線監視装置MAXIと、天体の位置を精度良く決めるNICERとを国際宇宙ステーションの上でつなぐため、宇宙ステーション上のコンピュータで動作するプログラムを開発し、テストを行った。その結果、実際に運用するためにどのような改良が必要かがわかった。 実際に運用するに至らなかったため、現状で行える研究として、地上軽油での連携や、MAXI単体での重力波対応天体の探査を行い、未知天体の位置決定、重力波対応天体の明るさの上限などの成果が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究期間中に中性子星合体による重力波が初めて観測され、同時にその対応天体が発見された。MAXIは全天の85%の領域を90分毎に観測できるという強みを生かし、他のX線望遠鏡に先駆けて対応天体の位置を観測し、X線では明るい天体が現れなかったことを確認した。重力波研究は、この年ノーベル賞を受賞しており、学術的・社会的に最も話題になっているテーマである。重力波に伴う電磁波の観測は再度のノーベル賞の価値があるとも言われており、X線での同時観測の結果を提供した意味は大きい。
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