研究課題/領域番号 |
17K05410
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
|
研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
淺賀 岳彦 新潟大学, 自然科学系, 教授 (70419993)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | ニュートリノ / 暗黒物質 / 宇宙物質反物質非対称性 / 右巻きニュートリノ / 宇宙バリオン数 / CP対称性の破れ / 中性子・反中性子振動 / 宇宙暗黒物質 / 素粒子論 |
研究成果の概要 |
右巻きニュートリノは、振動実験で観測された極微ニュートリノ質量をシーソー機構により説明する魅力的な素粒子である。本研究では、右巻きニュートリノの宇宙物理への関わり、暗黒物質およびバリオン数(物質反物質非対称性)の起源との関わりを検討した。第一の成果として、TeVスケール右巻きニュートリノによる共鳴レプトン数生成の実現可能性を示し、その実験的インパクトを導いた。また、宇宙バリオン数生成に必要なCP対称性の破れを導くモジュラー対称性に基づく理論を構築した。さらに、ニュートリノ物理の応用として、地球内部構造を探索するニュートリノトモグラフィー法を探究した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、宇宙物質の起源の解明を目指しており、人類の基本的な疑問に答え、知のフロンティアを広げることに貢献した。特に、梶田先生のノーベル賞で注目を集めたニュートリノ物理を記述する新しい理論体系を探究し、その実験的検証方法を提示した。さらに、ニュートリノ物理の素粒子物理以外の応用を検討し、地球内部構造解明を目指したニュートリノトモグラフィーについても研究を進めた。この成果は、物理分野だけでなく様々な分野に大きなインパクトを与えることができた。
|