研究課題/領域番号 |
17K05423
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 武蔵大学 (2019) 中部大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
橋本 道雄 武蔵大学, 人文学部, 教授 (70573046)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | ヒッグス粒子 / トップクォーク / 複合ヒッグス粒子 / 形状因子 / コライダー物理 |
研究成果の概要 |
一般に、複合ヒッグス模型が正しければ、on-shell で弱ボソンとの結合やトップクォークとの湯川結合に SM の値からのずれが生じ、さらに、それらの結合に関して形状因子の効果(off-shell 効果)が現れると期待される。 そのトップクォークとの湯川結合について、ベクターライク・フェルミオン模型を用いて、on-shellでのトップ湯川結合が SM の値よりも大きくなる可能性について研究を行い、その研究結果を論文1本にまとめた。また、日本物理学会での招待講演を1件、信州大学で行われた研究会での招待講演1件、中国・広州市で行われた国際会議での招待講演1件、KEKでの国際会議での講演を1件行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒッグス粒子が標準模型(SM)で仮定されているような点状粒子なのか、それとも湯川博士のπ中間子のように複合粒子であるのかは、依然として未解決であり、素粒子理論の重要問題の1つである。 一般に、複合ヒッグス模型が正しければ、on-shell で弱ボソンとの結合やトップクォークとの湯川結合に SM の値からのずれが生じ、さらに、それらの結合に関して形状因子の効果が現れると期待される。この研究では、トップ湯川結合にSMからのズレが現れる可能性があることを具体的に示し、論文に発表した。今後の LHC のデータによって、そのズレが検証されれば、複合ヒッグス模型の正しさが証明される可能性がある。
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