研究課題
基盤研究(C)
ビッグバン宇宙論では、宇宙誕生の超高温・超高密度の状態は、弱い力・強い力・電磁気力だけでなく重力も元来一つであったと考えられている。超弦理論はこれ等4つの力の統一理論の有力な候補である。この研究課題では行列模型による超弦理論の定式化の数値シミュレーションを行った。超弦理論では理論の整合性から、時空が空間9次元と時間1次元から成る10次元であることが要求されるが、行列模型の数値シミュレーションによって私達の住む4次元時空の生成の仕組みについて調べた。
素粒子論に限らず基礎科学の発展は、私達の生活を豊かにする様々な科学技術に直結するとともに人類の文化としても重要な位置を占めるものである。本研究課題は私達の住んでいる4次元時空、延いては宇宙の成り立ちという根源的な問いに答えるうえで重要な位置を占めるものである。また、本研究課題は富岳等のスーパーコンピューターによる大規模数値計算を必要とするが、こうした数値計算の発展は様々な研究分野に対する波及効果が期待出来る。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (6件) (うち国際共著 5件、 査読あり 5件、 オープンアクセス 6件) 学会発表 (11件) (うち国際学会 6件)
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