研究課題/領域番号 |
17K05443
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 奈良女子大学 |
研究代表者 |
永廣 秀子 奈良女子大学, 自然科学系, 准教授 (10397838)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 中間原子核 / 中間子原子核 / 有限密度効果 / 理論核物理 / 量子異常 |
研究成果の概要 |
本研究は、強い相互作用により支配されるハドロンの複雑な質量スペクトルやその相互作用を、対称性を手掛かりとして統一的に理解することを最終的な目的とし、その一環として、イータおよびイータプライム中間子原子核束縛状態の実験的な観測の実現に向けた理論研究を行ったものである。本研究により、主に束縛状態の崩壊幅について、崩壊先の粒子の特定を行うことが出来た。今後生成実験においてこの崩壊粒子を同時測定することにより、これまでの実験では大きかったバックグラウンドを大きく減らすことが可能になる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
物質の質量の大部分を占めるハドロンの性質は、いまだ明らかになっていない部分が多い。特にハドロン質量の90%は、その構成粒子であるクォーク由来ではなく、カイラル対称性の自発的破れに伴って生成されるとされているが、この実験的検証は未だ十分ではない。本研究を通して、ハドロンの質量生成機構について明らかにすることができると期待される。
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