研究課題/領域番号 |
17K05453
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 京都産業大学 |
研究代表者 |
二間瀬 敏史 京都産業大学, 理学部, 教授 (20209141)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 宇宙ビッグデータ / 暗黒エネルギー / ニュートリノ質量 / 大規模銀河サーベイ / 大規模超新星サーベイ / タイプIa超新星 / 宇宙の大規模構造 / 弱い重力レンズ / 暗黒物質分布 / 超新星 / 重力レンズ効果 / 超新星データ / ニュートリノ |
研究成果の概要 |
近未来に実行される大規模銀河サーベイ、大規模超新星サーベイデータを有効に利用してニュートリノ質量、暗黒エネルギー研究に応用するため、雑音が少ない銀河形状測定の新しい方法を開発した。経験則を用いず第一原理から観測画像の雑音を系統的に取り除く方法を開発し、従来の方法よりも高精度の信号を得ることを示した。超新星の見かけの明るさと赤方偏移関係における宇宙の大規模構造の影響を用いてニュートリノ質量、暗黒エネルギーの性質に対する制限を得ることができることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在の宇宙が加速膨張をしている原因として未知の暗黒エネルギーの存在が想定されているが、その存在の観測的証拠を確立することは現代宇宙論の最も重要なテーマの一つである。またニュートリノ質量の上限の制限は、素粒子の統一理論の構成において重要な情報である。 本研究はこれらのことを念頭に近未来に実行される大規模銀河サーベイ、大規模超新星サーベイのデータに基づいて、様々な雑音を第一原理から取り除く方法を提案し、ニュートリノ質量、暗黒エネルギーについて従来よりも厳しい制限を得る方法を開発し、また新たな方法を提案してたものである。
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