研究課題
基盤研究(C)
ニホニウムなどに代表される新しい新元素合成を目指し、従来の実験手法とは異なる、新しい手法を提案し、それによる合成確率を評価する研究を行った。未知の原子核である119番元素以上の元素合成を目指し、動力学模型を用いて超重元素領域の融合分裂過程を詳細に検討し、どのような状況下にあれば融合確率が大きくなるかを分析した。原子核の内部構造による殻補正エネルギーおよびそれによる摩擦係数の影響など、反応機構を調べた。様々な系で試算し、新元素合成の可能性を示した。
人類の文明の発展を支えてきた元素発見の歴史は、現在も続いており、科学文明の根幹をなしている。数年前に日本由来の元素であるニホニウムが周期表に加わり、非常に大きな話題になった。新元素が発見され周期表に新しい名前が加わることは小学生にも理解することができる最先端の科学ニュースである。知的好奇心だけではなく、原子力エネルギーの話題、さらに国際間の共同研究なども新元素合成には深く密接に関係している。
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JPS conference Proceedings
巻: -
YAF (Physics of Atomic Nuclei)
Physical REview C
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巻: 印刷中
130007953028
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