研究課題/領域番号 |
17K05465
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
小林 兼好 東京大学, 宇宙線研究所, 特任助教 (70466861)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 暗黒物質探索 / キセノン / 暗黒物質 / 表面バックグラウンド / ラドン |
研究成果の概要 |
物質表面に放射性不純物、特に210鉛の付着のメカニズムの理解ができ、また付着のさせない方法の見通しがたった。エリア除電機により空気中のイオン化した放射性不純物が除去できることを利用し物質表面に210鉛を付着させない新しい方法を確立する見通しがたった。また、放射性不純物のなかでもさまざまな実験でバックグラウンド源となる空気中ラドンの濃度測定の静電捕集型検出器のバックグラウンドを減らして感度向上を行うめどがたった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
暗黒物質は宇宙の質量の約4分の3を占めるがその正体はなぞのままである。この暗黒物質を探索実験では検出器部材に含まれる、または付着した放射性不純物が暗黒物質の信号を疑似的に作るため、放射性不純物の除去、付着させないことが実験を成功させるカギとなる。本研究により表面に放射性不純物を付着させない方法確立への見通しがたった。また、放射性不純物のなかでも重要なラドンの濃度測定の感度向上のめどがたった。
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