研究課題/領域番号 |
17K05489
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅰ
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
横田 紘子 千葉大学, 大学院理学研究院, 准教授 (50608742)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | ドメイン境界 / 極性 / 非線形光学 / 機能性 / 光第2高調波 / 強弾性体 / 圧電体 / 濃度相境界 |
研究成果の概要 |
ドメイン境界が示す特異な物性を計測することを目指し、光第2高調波顕微鏡を用いた実験を行ってきた。その結果、さまざまな種類の強弾性体においてドメイン境界が極性を有することを明らかにした。これらの極性は強度が小さく応用には適さないことから本研究ではそれを増強する手段として、応力印加や不純物効果に着目して実験を行った。その結果、機械的応力印加や不純物によりドメイン境界が有する極性を増強することが可能であること、また、反位相境界も同様な特性を示すことを明らかにすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
強弾性ドメイン境界は高密度化が可能であることから応用の観点からも注目を集めている。特にドメイン境界がバルクとは異なる特性を示す場合には、高密度メモリデバイスなどへの応用が期待されている。本研究では、応力印加や不純物添加により、デバイス開発に必要な特性を増強することが可能である点を明らかにしたことからも社会的意義は大きいといえる。また、反強誘電体における反位相境界が極性を有し、それが相転移することを明らかにした。これは反強誘電体の相転移機構解明の上で重要な学術駅意義があるといえる。
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