研究課題/領域番号 |
17K05505
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅰ
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研究機関 | 公益財団法人豊田理化学研究所 |
研究代表者 |
末元 徹 公益財団法人豊田理化学研究所, フェロー事業部門, フェロー (50134052)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | フェムト秒発光 / 赤外発光 / アップコンバージョン / 金属 / 非平衡電子系 / ナノ構造 / 半金属 |
研究成果の概要 |
本研究では、これまで実験技術的に困難であった超高速赤外発光の測定を高感度で迅速に行える装置を開発し、1桁以上の感度向上を達成するとともに、非専門家でも使いこなせる超小型可搬型の装置として完成させた。この装置を用いて、バルク金属における発光現象の解明を進め、ピコからフェムト秒領域での非平衡電子系の振舞いを、発光を通して研究する実験的手法と解析方法の基礎を築いた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
約50年前に発見されて以来、進展が遅かった金属における発光現象の理解を、大きく前進させた。生命科学の分野などで応用の進む金属ナノ粒子の発光の理解にも貢献が期待される。開発した装置は金属以外の物質(発光材料、生体物質など)にも応用可能であり、超高速赤外分光という新分野の開拓につながると期待される。また超高速赤外発光の計測技術は、レーザー加工など非可逆、非平衡過程の観察にも応用できる可能性がある。
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