研究課題/領域番号 |
17K05509
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅰ
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研究機関 | 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構 |
研究代表者 |
岩野 薫 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 研究機関講師 (10211765)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 光誘起相転移 / 強相関電子系 / 電荷秩序 / 電子運動量制御 / 集団運動 / ドメイン励起 / 多電子励起 / 2次元電荷秩序 / 分子性結晶 / 強相関系 / 量子摩擦 |
研究成果の概要 |
本研究では次の3つの成果を得た。①2次元電荷秩序系において、ストライプ状態への光励起によるドメイン状態の発生の発見、②電子フォノン散乱が存在する場合において、その影響がドメイン成長、すなわち、ドメインサイズを変数とした波束の進行運動に与える負の影響、すなわち減速メカニズムを明らかにした、および、③X線非弾性散乱に対応する運動量依存スペクトル、およびX線吸収スペクトルの計算・理解を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
光誘起相転移は近年非常にホットなテーマであるが、まだまだ基礎概念的にも不十分なところが多く、本研究ではそれを上記3つの観点で明瞭化することが出来たと考えている。本研究で扱った現象は全て電子的光誘起相転移、すなわち電子系の自由度が主にに関係するという特徴がありフェムト秒オーダーの極めて超高速な現象であるので、今後の超高速デバイス等の開発における基礎理論としても有用であると期待される。
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