研究課題/領域番号 |
17K05526
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
市村 晃一 北海道大学, 工学研究院, 准教授 (50261277)
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研究分担者 |
松浦 徹 福井工業高等専門学校, 電気電子工学科, 准教授 (60534758)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 超伝導 / 電荷秩序 / 走査トンネル顕微鏡 / 有機導体 / 強相関電子系 / 有機超伝導体 |
研究成果の概要 |
強相関電子系における電荷自由度の役割の解明を目的とし、電荷秩序を示す有機超伝導体の電子状態を低温走査トンネル顕微鏡(STM)を用いて調べた。電荷秩序相における走査トンネル分光(STS)測定から、電荷不均化が観測され電荷分布が電荷秩序ギャップの空間変調に対応することが見出された。超伝導相においても電荷不均化が観測されたことから超伝導と電荷秩序の共存が示され、超伝導発現機構に電荷ゆらぎが関与することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により電荷秩序相での電子分布がナノメートルスケールで実空間観測できた。ここで確立したトンネルスペクトルから電子密度分布を得る方法は、強相関電子系を研究するうえで有用な手段である。 また、電荷ゆらぎが深く関与する新しい超伝導発現機構が示唆された。
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