研究課題/領域番号 |
17K05536
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
古賀 昌久 東京工業大学, 理学院, 准教授 (90335373)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 準結晶 / 磁性 / 六回対称黄金比タイル / ペンローズ格子 / 計算物理 / 超伝導 |
研究成果の概要 |
量子力学的粒子集団の一つである電子系において、準周期構造がもたらす新奇な強相関物性が注目されている。強相関系における準周期性の役割について、最もシンプルなサイトに依存した平均場近似を用いて、準周期系特有の物性について議論した。副格子構造を持つ二次元準周期系として、ペンローズ模型を取り上げ特徴的な磁気的構造が現れることを実空間、補空間構造から明らかにした。一方で、二次元の他の準周期系にも現れるかどうか自明ではないため、8回対称性をもつアンマンビーンカータイル、12回対称性をもつSocolarタイルについても調べ、束縛状態の性質、磁気的性質について系統的に調べた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
量子力学的粒子集団の一つである電子系において、準周期構造がもたらす新奇な強相関物性に注目した。強相関系における準周期性の役割については、これまで理論的な取り扱いがあまりなく、系統的な解析が求められていた。二次元準周期系を系統的に取り扱った本研究により、準周期系特有の物性について一部明らかとなり、今後の準結晶における物性研究につながるものと考えられる。
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