研究課題/領域番号 |
17K05552
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅱ
|
研究機関 | 豊田工業大学 |
研究代表者 |
松波 雅治 豊田工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (30415301)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 重い電子系 / 熱電材料 / 光電子分光 / 価数揺動 / 物性物理 |
研究成果の概要 |
本研究は,重い電子系の研究において停滞していた熱電変換材料への応用研究に新しく挑戦したものである.特に広いエネルギー範囲の励起光を利用した光電子分光による電子構造の研究を強力に推進することで,これまでにない観点から重い電子系の物質において高い熱電特性や異常な熱電特性が現れるメカニズムを明らかにした.以上の成果は重い電子系の次世代熱電材料としての応用に向けて重要な知見を与えるものである.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
重い電子系は,これまで主に基礎研究の分野で扱われてきたが,優れた機能性が眠っている可能性は高いと考えられている.その代表例が本研究の主題である熱電材料への応用である.本研究で得られた成果は,重い電子系を次世代の熱電材料として応用する上で,その熱電特性を制御するための指針を与え得る.したがって本研究は,伝統的な基礎研究対象を応用研究対象に拡張するものであり,ここに極めて重要な学際的意義がある.
|