研究課題/領域番号 |
17K05585
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
数理物理・物性基礎
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
神吉 一樹 大阪府立大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (10264821)
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研究分担者 |
田中 智 大阪府立大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (80236588)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 非エルミート縮退 / 例外点 / 非平衡統計力学 / 非エルミート量子力学 / 非エルミート / 光吸収スペクトル / 複素固有値問題 |
研究成果の概要 |
散逸量子系の振る舞いを現象論的方程式ではなく、力学法則に基づいて時間発展を記述する方程式である、密度行列についてのリウビル・フォンノイマン方程式・演算子についてのハイゼンベルクの運動方程式・波動関数についてのシュレーディンガー方程式の中の時間発展生成演算子を複素スペクトル解析の理論を適用して分析した。特に例外点と呼ばれる複素固有値の分岐点が現れる条件や、例外点が系の動的な振る舞いに与える影響を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は、現象論的方程式に依らず、微視的力学原理に基づいて、非平衡現象を理解しようとしたところにある。特に、非エルミート縮退の現象が普遍的に起こることは、微視的模型に基づいて有効時間発展演算子を導き、その複素固有値問題を解くことにより初めて明らかとなった。
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