研究課題/領域番号 |
17K05620
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
|
研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
森下 徹也 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 材料・化学領域, 主任研究員 (10392672)
|
研究分担者 |
米澤 康滋 近畿大学, 先端技術総合研究所, 教授 (40248753)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | 自由エネルギー / レア・イベント / 分子動力学 / 機械学習 / 自由エネルギー計算 / レアイベント / 生体分子 / 平均力 / 位相空間 / 化学物理 / 分子動力学シミュレーション |
研究成果の概要 |
本研究では、分子動力学シミュレーションにおける現象予測の高精度化・高効率化を目指し、時間依存主成分解析法などの新手法を開発した。これにより、系に関する特定の知見を必要とすることなく、平均力ダイナミクスなどに基づく加速計算が可能となった。特に自由エネルギー計算の高精度化・高速化のために、LogPD法、isokinetic LogMFD法、並びにポアンカレ加速ダイナミクス法を新たに開発し、関連プログラムを無償で公開した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、分子シミュレーションが抱える時間スケールに関する問題に取り組み、従来では実現不可能な長時間現象を、限られた時間内において実現できる手法開発を推進した。これにより、複雑な構造を有する生体分子やナノ物質の原子レベルの長時間挙動を予測することが可能となり、ナノ材料設計や分子材料設計、ひいては創薬におけるシミュレーションによる開発促進に繋がることが期待される。
|