研究課題/領域番号 |
17K05631
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
固体地球惑星物理学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
城野 信一 名古屋大学, 環境学研究科, 准教授 (20332702)
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研究分担者 |
桂木 洋光 名古屋大学, 環境学研究科, 准教授 (30346853)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | ダストアグリゲイト / 焼結 / 微惑星 / 形成場所 / バネ定数 / 衝突 / 微粒子集合体 / 有限要素法 / 力学的応答 / 原始惑星系円盤 / 室内実験 / 数値シミュレーション |
研究成果の概要 |
ダストアグリゲイトの力学物性は,惑星形成の初期段階に大きな影響を与える.弾性率が大きくなると,衝突した際に変形することができず跳ね返ってしまい,微惑星形成が阻害されることが指摘されている.弾性率が増大する要因としては焼結があげられる.そこで本研究では,室内実験と数値シミュレーションにより,ダスト微粒子間のバネ定数が焼結によりどう変化するのかを明らかにした.従来のモデルとの差がダストアグリゲイトの衝突にどのような影響を与えるのか明らかにするために,ダストアグリゲイトの衝突シミュレーションを行なった.その結果,衝突の結果に顕著な差は見られれなかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
焼結したダストアグリゲイトの弾性率を明らかにし,その結果をもとにして数値シミュレーションを行なったところ,衝突の結果が合体から跳ね返りに転じる可能性が非常に高くなることが明らかとなった.ここから,惑星は焼結が起こらない領域でのみ形成しうると考えられる.惑星の形成場所が焼結によって決定さうるということは,原始惑星系円盤の観測結果からも示唆されている.
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