研究課題
基盤研究(C)
原始惑星系円盤の中で、0.1ミクロンサイズの固体微粒子が集積し数千キロサイズを超える惑星が形成される。これまでの惑星形成理論では固体微粒子の成長、中間体である微惑星の成長、微惑星から原始惑星の成長など、限られた質量レンジでの成長が主に調べられてきた。しかし、近年では原始惑星が数十センチサイズの小石を集積して成長するなど、広い質量レンジの惑星成長を調べることの重要性が指摘されてきた。本研究では、固体微粒子から惑星までの40桁以上に及ぶ衝突進化による成長を一貫して取り扱えるシミュレーションのコードを開発した。その結果、これまで困難であった巨大ガス惑星の短期形成(数十万年)が可能になることを示した。
本研究により、惑星形成過程を包括的に解釈するシミュレーションができるようになった。つまり、惑星形成の初期条件である原始惑星系円盤と太陽系や系外惑星系などの完成した惑星系との関係性の議論が可能になった。本研究で示唆される固体微粒子の合体成長により原始惑星系円盤に作られるリング状の構造から、原始惑星系円盤の中に見られる惑星形成の兆しを示す研究にも発展させた。
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すべて 国際共同研究 (3件) 雑誌論文 (18件) (うち国際共著 7件、 査読あり 18件、 オープンアクセス 14件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (30件) (うち国際学会 11件、 招待講演 8件) 備考 (4件)
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