研究課題/領域番号 |
17K05646
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
固体地球惑星物理学
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研究機関 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 |
研究代表者 |
深尾 良夫 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 海域地震火山部門(地震発生帯研究センター), 特任上席研究員 (10022708)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 海底観測 / 津波 / 非地震性滑り / 内部潮汐波 / 水圧計 / 津波地震 / 内部潮汐 / 海洋内部波 / 海溝地震 / スロースリップ / 海底圧力観測 / 海底地震観測 / プレート境界地震 / 海底火山 / 傾斜観測 |
研究成果の概要 |
代表者らは別科研費で海底水圧計10台からアレーシステムを製作し、青ヶ島沖と鳥島はるか沖に各1年間設置した。本計画において得られたデータを解析し以下の結果を得た。1.2015年5月の鳥島近海地震津波を解析し火山性津波地震のメカニズムを明らかにした(論文2篇)。また津波荷重による青ヶ島の変形を明らかにした(論文1篇)。2.アレーを通過する海洋長周期重力波の主要発生源が南米太平洋沿岸にあることを明らかにした(論文1篇)。3.アレーを設置した海底斜面が海洋内部潮汐波の発生源であることを明らかにした(論文1篇)。4.2015年9月小笠原海溝近傍で時定数1時間程度の非地震性滑りが起きたことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本計画の目的は海底に圧力計アレーを設置し、上を見上げて海洋現象を追いかけ、下を覗き込んで固体地球現象を検出し、その延長として両者の絡んだ現象までを捉えることにあった。こうした当初目的は十分に果たされたと自己評価する。本計画で得られたデータを解析した国際誌論文だけで既に5篇、投稿準備中のものが2篇という数字が成果の一端を物語る。特筆すべきは、これらの中にJGR-Oceansに発表された論文が2篇含まれることであり海洋物理学者との共同研究が実を結んだ良い例となった。
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