研究課題/領域番号 |
17K05676
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地質学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
宮入 陽介 東京大学, 大気海洋研究所, 特任研究員 (30451800)
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研究分担者 |
近藤 玲介 皇學館大学, 教育開発センター, 准教授 (30409437)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 放射性炭素年代測定 / 暦年校正 / ウイグルマッチング / 加速器質量分析 / テフラ / 火山噴火年代 / 鍵層 / 年代測定 / 暦年較正 / 泥炭 / 火山噴火 / 樽前火山 / Ta-aテフラ / 火山 / 加速器 / 地球化学 / 環境変動 / 考古学 |
研究成果の概要 |
本研究は、泥炭層に挟在されたテフラ(火山噴出物)堆積層の放射性炭素年代測定試料に対しウイグルマッチング法という連続年代分析法を適用し、その堆積年代の決定精度の向上を目指したものである。歴史文書記録のにより噴出時期が明確なテフラに対して、本年代分析手法を適用し、その可能性を検証したところ、本手法によりテフラの放射性炭素年代の決定精度を格段に向上させることが可能であることを示した。このことは地質年代指標として用いられることが多く、高精度年代決定が重要な課題となるテフラの噴出年代測定において重要な改良であるといえる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
テフラ層の年代決定は、そのテフラの供給源である火山噴火の年代決定にもつながるため、防災上の意義も大きい。また、テフラ層は、同時間面を形成し、火山噴火のみならず、周辺の地質層序の基準となるため、地質学や考古学上の時間指標となるものである。そのため、高い年代決定精度が求められてきた。 本研究は、泥炭層から得られたテフラ層の放射性炭素年代試料にウイグルマッチング法という新たな暦年校正手法を導入することでテフラ層の堆積年代決定精度を格段に向上させることができた。
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