研究課題/領域番号 |
17K05679
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地質学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
増田 俊明 静岡大学, 防災総合センター, 客員教授 (30126164)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | マイクロブーディン構造 / 長柱状鉱物 / 破断面 / レーザー顕微鏡 / FIB–SEM / 核形成 / 結晶成長 / FIB-SEM / FIBーSEМ / 石英 / 方解石 / オリビン / 構造地質 / テクトニクス |
研究成果の概要 |
(1)マイクロブーディンの破断面の直接観察を大理石とメタチャート中の角閃石を用いて行った。大理石では万代鉱(草津の温泉:ph~1)を利用して方解石を溶かして取り出した角閃石の破断面をレーザー顕微鏡で観察した。メタチャートではFIBSEMにより、破断面を含む部分をガリウムイオンで飛ばしながら観察する事が出来た。破断面には角閃石が新たに成長していたが、破断面自体は凹凸が少ない直線的な面である事を確認した。(2)応力場で変成岩中に新たに生じる鉱物の結晶方位の異方性に付いて、核形成の活性化体積が垂直応力に依存する、というモデルを反応速度論の立場から構築した論文が国際誌に掲載された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
(1)角閃石マイクロブーディンの破断面の観察では、地下深部での破断のメカニズムを考察する上で基本的情報を提供した事になる。石英や方解石が流動するような温度圧力環境で微小に起こる角閃石の破断の実態を知ることで、地下深部での岩石の変形への理解が進み、地震発生メカニズムの理解につながる基礎知識の一つを提供できたと考えている。(2)核形成の活性化体積が応力に依存するというモデルは、応力場での結晶の異方的成長の新しい方向性を示しており、今後の変成鉱物の選択配向の議論が活性化する土台を築けたと考える。
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