研究課題/領域番号 |
17K05765
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理化学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
十代 健 日本大学, 文理学部, 教授 (60317302)
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研究分担者 |
古川 一輝 有明工業高等専門学校, 一般教育科, 助教 (10779961)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | ブラウン運動 / 光トラップ / 光ピンセット |
研究成果の概要 |
水とエタノールは混合により体積が減少するなど不思議な性質がある。ブラウン運動により水とエタノールの混合溶液を研究したところ、バルク混合溶液の粘性率では説明できない挙動を観測した。ブラウン運動は直径1ミクロン程度の微粒子の液体中での運動であり、1ミクロンのサイズで不均一性があることを意味している。本研究では、水とエタノールが不均一、つまり、ミクロには混合していない理由を光トラップを利用した高速時間分解実験や各種アルコール溶液の研究から明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
水とエタノールの混合は古くから興味深く研究されているが、未だに不明な点が多いシステムでもある。また、蒸留酒は、その成分のほとんどが水分子とエタノール分子であるため、その味に関しても、水とエタノールの混合様式が関与していると考えられている。 ブラウン運動による新たな視点からの実験データの構築はシミュレーションとともに混合様式の解明が進むと予想され、単なる液体混合だけでなく、食品文化、生体反応などにもつながる研究である。
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