研究課題/領域番号 |
17K05785
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
有機化学
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
中西 和郎 和歌山大学, 学内共同利用施設等, 名誉教授 (80110807)
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研究分担者 |
林 聡子 和歌山大学, システム工学部, 准教授 (00294306)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | QTAIM二元関数解析法 / 量子化学計算 / ファンデルワールス相互作用 / 水素結合 / p-π相互作用 / 超原子価結合 / 拡張超原子価結合 / X線結晶構造解析 / 多重水素結合 / 理論有機化学 / 有機典型元素 / 構造有機化学 / QTAIM-DFA / 非結合相互作用 |
研究成果の概要 |
全相互作用を統一的に評価・分類できる解析法としてQTAIM二元関数解析法(QTAIM-DFA)を発展・確立した。QTAIM-DFAをπ---HX/XY系や遷移状態(IJQCの表紙に採択)に適用した。また、QTAIM-DFAの高信頼性・高精度化を実現するため、新規な摂動構造の作成法(CIV)を提案した(IJQCの表紙に採択)。CIVによる摂動構造は用いた座標系に依存しないため、本質的な動的特性が得られる。CIVをE-E(NJCの表紙に採択)やHBに適用し詳細を解明した(ChemistryOpenの表紙・CPSEuropeに採択)。また酢酸二量体や核酸塩基対の各HBの特性を独立に解析した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
実験化学者が自身の実験結果を直感的に解析・評価できるQTAIM-DFAのPOM、NIVのみならずCIVによる摂動構造作製法の確立により、化学現象全体を有効に解析できる方法に発展・整備することができた。多くの実験化学者にとって、実験結果の理論解析・理解を深める上で大きな手助けとなり、意味深いものと期待される。その結果、化学・薬学・生化学等の様々な分野で大きな成果を揚げると期待される。現時点でも国内外から多く解析や共同研究依頼が寄せられている。
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