研究課題/領域番号 |
17K05792
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
有機化学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
岩岡 道夫 東海大学, 理学部, 教授 (30221097)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | セレン / セレノシステイン / 酵素モデル / ペプチド合成 / セレノインスリン / セレノグルタチオン / 環状ペプチド / アミノ酸 / インスリン / スレオニン / 不飽和カルボン酸 / 不飽和ラクトン / 光学分割 / グルタチオン / 不斉触媒 / 金属錯体 / ペプチド / 抗酸化剤 |
研究成果の概要 |
本研究は、セレノシステインの有機触媒としての機能開拓を行うことを目的とし、様々なセレノシステイン誘導体の化学合成を行った。検討の結果、天然アミノ酸のセリンを出発原料としたセレノシステイン誘導体の簡便かつ効率的な製造法を確立した。また、得られたセレノシステイン誘導体を用いて、新規な有機触媒反応の開拓、セレン酵素の活性中心モデル分子の創製、セレノグルタチオンの簡便化学合成法の確立、インスリンのセレンアナローグの合成、分子内ネイティブケミカルライゲーション法を応用した環状セレノペプチド合成法の開発などの研究成果が得られらた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
セレノシステインは遺伝子情報によってタンパク質に直接組み込まれる第21番目のアミノ酸である。セレノシステインを活性中心に含むセレン酵素は多数知られているが、これまでその反応メカニズムの詳細が酵素に近いアミノ酸モデルを用いて研究されたことはほとんどなかった。本研究では、セレノシステイン誘導体を用いた研究によって、その一端を明らかにすることができた。研究成果は創薬への応用が期待される。
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