研究課題/領域番号 |
17K05803
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機化学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
田邉 資明 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 研究員 (20384737)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 光反応 / フェロセン / サマリウム / 水 / 酸化反応 / ホスフィン / アンモニア / 窒素固定 / フェロセニウム / 触媒反応 / 金属錯体 / ヒ素 |
研究成果の概要 |
窒素と水からアンモニアを合成する手法として、窒素固定能を有するシアノバクテリアが行う光反応との関係に着目し、光触媒を用いた水の酸化反応による、水をプロトン源として用いた触媒的アンモニア合成に初めて成功した。またまたフェロニウムカチオン自体が380 nm付近の可視光を吸収し、ホスフィンを酸化する酸化剤として働くという、基礎化学の上で重要な知見を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
水をアンモニア生成反応のプロトン源として触媒的に使う道筋を初めて示した。またフェロセニウムカチオンが水の酸化剤として働くことによりフェロセンが生成するが、フェロセンに代表されるメタロセンは、窒素をアンモニアへと還元する反応の還元剤として働くことが知られており、本研究成果は窒素をアンモニアへと変換する触媒反応構築のための重要な進捗の一つといえる。
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