研究課題/領域番号 |
17K05821
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機化学
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
古賀 裕二 福岡大学, 理学部, 助教 (60373148)
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研究分担者 |
松原 公紀 福岡大学, 理学部, 教授 (00294984)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | イリジウム / ビスマス / 発光 / 重原子効果 / 金属錯体化学 |
研究成果の概要 |
配位子にビスマスを含むタイプの錯体(イリジウムとビスマスは直接結合していない)として、ホスフィン支持配位子にビスマスを含むイリジウム錯体とビピリジン支持配位子にビスマスを含むイリジウム錯体の合成に成功した。発光性イリジウム錯体にビスマスを導入することが可能であることを初めて明らかにした。また、リチウムをもつトリフェニルホスフィンとブロモジフェニルビスムチンとの反応によるビスマス原子を1つ、ホスフィン原子を2つもつ新規ピンサー型配位子の合成法を新たに見出した。このピンサー型配位子を用いることによって中心イリジウムに直接ビスマスが配位するタイプの錯体が合成可能となる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により発光性イリジウム錯体にビスマスを導入することが可能であることを初めて明らかにした。今後の多くの類似分子の合成・研究によって、我々の唱えるイリジウムとビスマスの重原子相互作用が明らかになっていくものと考えられる。この研究の推進によって、より高付加価値のディスプレイや照明、生体プローブの開発が可能となり、生活の質の向上に貢献できるものと期待される。
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