研究課題/領域番号 |
17K05823
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機化学
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
島 隆則 国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 専任研究員 (60391976)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 窒素分子の活性化 / クロム / ヒドリド錯体 / 水素化 / 窒素分子活性化 / イミド錯体 / アミド錯体 / クロムヒドリド錯体 / ニトリド錯体 / アルキンカップリング / チタン錯体 / ヒドリド / 窒素分子 |
研究成果の概要 |
構造明確な分子性の金属ヒドリド錯体を用いた窒素分子の活性化は、特殊な還元剤・プロトン試薬を必要としない、温和な条件での触媒的アンモニア合成反応の開発につながる重要な研究である。しかしその研究は非常に限られている。本研究では、6族遷移金属であるクロム多核ヒドリド錯体を新たに合成し、それを用いて窒素分子を切断・水素化することに成功した。計算化学により、その詳細な反応メカニズムについても明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
構造明確な分子性多金属ヒドリド錯体を用いた窒素分子の活性化は、これまで窒素との親和性が比較的高い4族、5族遷移金属ヒドリド錯体に限られていた。しかし、今回の報告により、初めて6族遷移金属であるクロムヒドリド錯体を用いて窒素分子の活性化に成功した。今後は様々な金属と配位子の組み合わせによる効率的な窒素分子活性化の研究がさらに展開されていくものと期待される。
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