研究課題
基盤研究(C)
本研究では,次の2点について研究を行った.1.気体分子を簡便に封入するための結晶マウントピンを,本研究において独自に開発した.その結果,約5気圧までの条件を安定に維持できる結晶マウントピンを開発することに成功した.2.上記の結晶マウントピンを用いることにより,研究代表者らが調製した有機結晶について,気体吸着状態を原子レベルで解析することに成功した.また,理論計算を用いて,その発現機序を明らかにした.
新たな気体吸着材料を開発する上で,気体吸着状態のキャラクタリゼーションは重要な研究課題である.本研究において独自に設計・開発した結晶マウントピンは,これらの研究を円滑に推進するための新たな強力なツールとなり得るものである.すなわち,本研究の成果が端緒となって,気体吸着材料の開発に関する研究が大いに発展することが期待される.
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件) 学会発表 (11件) 備考 (2件)
Chemistry―A European Journal
巻: 27 号: 5 ページ: 1648-1654
10.1002/chem.202001382
https://www.orgmater.h.kyoto-u.ac.jp/
http://www.orgmater.h.kyoto-u.ac.jp/tsue/