研究課題/領域番号 |
17K05839
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能物性化学
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
伊與田 正彦 東京都立大学, 理学研究科, 客員教授 (50115995)
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研究分担者 |
大谷 裕之 横浜国立大学, 大学院環境情報研究院, 教授 (30213763)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 巨大有機環状共役系 / 超分子ナノ集積体 / ナノ構造 / スイッチ・デバイス機能 / モルフォロジー / πダイマー / 芳香族性 / 電磁誘導 / 超分子化学 / 超分子機能材料 / ナノ集積体 / 巨大πダイマー / アクチュエータ / 超分子 |
研究成果の概要 |
巨大有機環状共役系が作る超分子ナノ集積体を用いて、分子レベルでのスイッチ・デバイス機能を発現させた。具体的には、種々の巨大環状共役系を合成して、巨大環状分子が作り出す超分子集積体のモルフォロジーをコントロールすることにより、熱・光・有機溶媒蒸気に応答するナノ集積体を創製して、分子レベルでのスイッチ・デバイス機能を発現させることに成功した。また、巨大環状分子のラジカル塩が会合したπダイマーを構築し、このπダイマーが3次元70π芳香族性を示し、磁場の中で電磁誘導による環電流の誘起を示し、分子磁石としての性質を示すことも見出した。これらの結果は、従来から知られている研究とは異なる独創的なものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本申請研究では、巨大有機環状共役系が作る超分子ナノ構造を解明し、さらにそのスイッチ・デバイス機能ならびに磁場中での分子磁石としての挙動を明らかにした。これらの新規知見の学術的意義は非常に大きいと考えている。通常の有機環状共役系が作るナノ構造の研究は、構造化学的なアプローチが主であるが、本研究ではそのナノ構造の持つ機能の発現まで踏み込んだ研究を展開したので、幅広い分野の研究者の学術的好奇心を満たす内容であったと自負している。
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