研究課題/領域番号 |
17K05848
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能物性化学
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研究機関 | 公益財団法人九州先端科学技術研究所 |
研究代表者 |
新海 征治 公益財団法人九州先端科学技術研究所, マテリアルズ・オープン・ラボ, 特別研究員 (20038045)
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研究分担者 |
田丸 俊一 崇城大学, 工学部, 教授 (10454951)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 超分子化学 / 多糖 / ホストーゲスト / ヒドロゲル / 刺激応答性 / 超分子 / 高分子 / ゲル / センシング / らせん構造 / 階層構造 / 超分子ゲル / 高分子ゲル / 会合誘導蛍光 / 分子認識 / センサー |
研究成果の概要 |
本研究では、機能性超分子と高分子とを融合することで、互いの機能性が融合された高機能材料の開発に成功した。具体的には、①ゲスト添加による凝集誘導発光分子の会合状態の制御、②π共役系超分子ヒドロゲル系の自己修復能の発現と制御、③アニオン性多糖に誘導される超分子ヒドロゲル形成を用いた多糖センサーの構築、④超分子・高分子複合ゲルによるシグナル増幅系の構築、⑤蛍光性高分子と蛍光性小分子との超分子複合体を用いたアニオン性多糖の識別、そして⑥半人工らせん性分岐多糖による階層的超分子構造の構築、のそれぞれを達成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、超分子と高分子間に形成する分子間相互作用を適切に制御することに成功し、超分子と高分子間の機能の伝搬や、天然高分子の識別を可能にする超分子の開発に対する有益な知見が得られた。特に硫酸化多糖類の識別を可能にする検出系の構築は、医療材料の検査に貢献する極めて重要な成果である。また、超分子ゲル系の自己修復能の制御について新しい知見を見出しており、性能をファインチューニング可能な自己修復材料の開発に対して有益なものである。さらに、分子包接能を持つ多糖材料と超分子の組合せによる階層的超分子構造体の構築は、階層性にもとづく機能発現を実現する超分子材料開発に貢献するものである。
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