研究課題/領域番号 |
17K05856
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
合成化学
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
湊 盟 横浜国立大学, 大学院工学研究院, 准教授 (40239306)
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研究分担者 |
周 大揚 大阪大学, 産業科学研究所, 助教 (00324848)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ポリシロキサン / 触媒的重合 / 機能性材料 / 遷移金属錯体触媒 / 脱水素重合 / モリブデン / 機能性ポリマー / 錯体触媒 / フェロセン / モリブデンーケイ素錯体 / ケイ素ポリマー / 錯体 / 有機金属触媒 |
研究成果の概要 |
本研究は現代において,不可欠な材料であるポリシロキサンの特異な性質に着目し,この主鎖骨格上に様々な官能基を導入し,有機高分子機能材料を上回る性能が期待できる新たな機能性高分子材料を創製することを最終目標としている。申請者はこれまで遷移金属錯体と有機ケイ素化合物の反応を検討してきた。その過程で,2級有機シラン類(RR’SiH2)からポリシロキサン -(RR’SiO)n-を合成する重合反応に活性を示す新たなシリルモリブデン触媒を見出した。そこで,この触媒システムを利用し,多様な機能性官能基を有するシランモノマーを重合し,従来の手法では得ることのできなかった新規なポリシロキサンを合成し評価した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で行う重合反応では,錯体触媒を利用することにより,繊細な機能性官能基を有するジヒドロシランモノマーを原料とし,これらの官能基が重合中に影響を受けること無くポリマーが得られるという点が独創的である。しかも従来法が多段階を要するのに対して,わずか一段階で簡便に行えるという利点がある。高い潜在能力を有すると期待されるものの,合成の難しさからこれまであまり利用されてこなかったSi-O結合骨格を有するポリシロキサンを,機能性材料へ展開し,その適用性を解明する点に学術的な特色がある。従来にない高機能の無機高分子の創製が期待される
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