研究課題/領域番号 |
17K05861
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
合成化学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
岡本 和紘 京都大学, 工学研究科, 助教 (30552658)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 有機活性種 / 遷移金属触媒 / 電子移動 / コバルト触媒 / 含窒素複素環 / 不斉合成 / 触媒的不斉合成 / 一電子移動 / 鉄触媒 / オキシムエステル / ラジカル / 含窒素化合物 / 均一系触媒 / 酸化還元 |
研究成果の概要 |
基礎的合成化学研究として重要な含窒素複素環合成において,これまで新たな前駆体として環状O-アシルオキシムを用いて遷移金属触媒との組合せによる新たな含窒素環状骨格の構築法を開発してきた.本研究では一電子移動を鍵過程とする研究として,まずは貴金属触媒の代替を念頭に,安価で電子移動能に優れた3d遷移金属触媒の利用を目指して研究に取り組んだ. アルケン部位を有するイソオキサゾロンに対してコバルト触媒を用いた分子変換反応に関する研究を行い,アザ二環式シクロプロパンが選択的に得られることを見出した.また,鉄触媒の存在下ではラジカルを鍵中間体とする種々の鎖状O-アシルオキシムの変換反応を見出した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は電子移動型反応による有機窒素活性種の新規発生法開発という当初目的を十分に達成したと言える.電子移動型反応は効率に優れた反応であるため,様々な触媒反応の効率化に果たす役割は大きく,この成果が有機合成化学の発展を含む分子科学への貢献を将来的に果たすことが予想され,ひいては本邦の社会経済に対する将来的な貢献も期待される.
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