研究課題/領域番号 |
17K05866
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
合成化学
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
福山 高英 大阪府立大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (60332962)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 多環方向族化合物 / 芳香族カルボン酸 / アルキン / 脱水型環化反応 / 多環芳香族化合物 / 環化反応 / シクロヘプタフルオレン / シクロヘプタカルバゾール / ロジウム / 触媒反応 |
研究成果の概要 |
本研究では、芳香族カルボン酸とアルキンを基質とし、C-OおよびC-H結合の連続活性化を鍵とした触媒的脱水型環化反応による多環化合物の合成法の開発を行った。ロジウム触媒存在下、種々の方向族カルボン酸とアルキンとの反応により、ペリナフテノンやフェナントレンなどの多環芳香族炭化水素やキノリノン、チオクロメノン等のヘテロ原子を含む多環方向族複素環の効率合成を達成した。また、フルオレノンカルボン酸とアルキンとの反応では七員環構築反応が進行し、四環式化合物であるシクロヘプタフルオレンジオンが選択的に得られることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、容易に利用可能なカルボン酸とアルキンを基質とし、C-O/C-H結合の連続活性化に基づいた、水を副生成物とする環境調和型の多環式化合物の構築法を提案するものであり、種々の方向族カルボン酸とアルキンとの反応により、ペリナフテノンやフェナントレン、シクロヘプタフルオレンジオンなどの多環芳香族炭化水素やキノリノン、チオクロメノン等のヘテロ原子を含む多環方向族複素環の効率合成を達成した。さらなる発展的研究により、機能性材料の開発研究、生物活性物質の開発研究を加速化させ、医学・薬学・材料科学等の広範な分野に貢献することが期待される。
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